ぽっこの かきぞめ

ふゆの あさ、ぽっこは はじめての かきぞめに ちょうせんします。じょうずじゃなくても、こころは ぽかぽか。そんな ほっこり なおはなしです。

ストーリー

ふゆの あさ。まどの そとは しんと しずかで、つめたい くうきが ひろがっていました。
ぽっこは つくえの まえに ちょこんと すわり、おおきな ふでを ぎゅっと にぎります。はじめての かきぞめです。

まずは「ぽ」。
えいっと かいてみると、まるが ちょっと おおきく なりすぎました。
つぎは ちいさな「っ」。
こんどは ちいさすぎて、すこし かたむいて しまいます。
さいごの「こ」は、いきおいが つきすぎて、すーっと はみでて まがってしまいました。

ぽっこは しばらく じっと みつめます。
それから、くびを こてん。
そして、にこっと わらいました。

ちょっと へんでも、ちゃんと ぽっこ。
こころまで あたたかく なる、ぽっこの かきぞめの いちにちでした。